また不眠周期だな

2013年1月15日 01:34:31

ああ、きたな・・・

と思ったら、すっぽりとはまりこんでいた。
一週間くらい前から、? とは、感じてはいたのだが、やっぱりだ。
眠れないのだ。
まったく、すっかり、眠れないのだ。アルコールを摂ってみたりしても、眠れないのだ。
あっ、文体が太宰っぽい・・・
すぐに影響されてしまうんだなあ。
そういえば、もう25年も前のことになるが、太宰を一生懸命にやったんだ。
実は、小説家なんかに憧れたりしたこともあって、太宰をやったんだ。
まずは代表作「人間失格」

原稿用紙と万年筆を用意して、「人間失格」を書き写していく。
句読点や改行も完全コピー。
毎日バイトから帰って、夜はその時間にあてた。
「人間失格」の次は、「きりぎりす」や「ヴィヨンの妻」に収録されている短編。

毎日ではなかったが、だらだらと一年くらいは続けたか。
あの時書いた膨大な原稿用紙はどこに行ったんだろう。捨てたのかな。

30代には、安部公房を書き写した。
「砂の女」と短編をいくつか。
今でも、太宰や安部公房の文体を真似して書くのは得意だ。

そう、すっぽりと不眠周期にはまり込んだ。
もちろん睡眠時間がゼロ、という訳では、ない。数時間は寝ている。
今は、25時45分。今、ベッドにもぐりこんでもきっと一冊読み終えてしまう。
昨夜がそうだった。そして、明け方に二三時間うとうとして、はっと起きる。

体がもたんぞ、と思い、昼寝を決行するも、一時間で、やっぱり、はっと起きてしまう。
別に不具合があるわけではない。読書の時間がたくさんあって嬉しいくらいだが。

体のどこかで、本能なのかなんなのか、ちらっと灰色の不安がよぎる。
両目の周りに薄く微熱を感じる。体温計では検知されないくらいの薄さだ。
不眠周期。
経験的にあと数日だろう。長くて一週間か。
慣れない頃は、無理矢理寝ようとしてますます深間にはまり込んだりもしたもんだ。
懐かしい。

不眠周期。
朝まで一冊読んでしまうだろう。