三島由紀夫に斬られた男、寺尾克実さん
2013年1月30日 01:20:31
1970年11月25日。
あの日だ。誰もの記憶に刻まれたあの日だ。
その刻像は中川右介さんが『昭和45年11月25日―三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃』にまとめられた。
あの日、市ケ谷で、人質になった益田総監を救出に行き、
三島由紀夫に日本刀で斬られて、重傷を負った元幹部自衛官がいた。
寺尾克実さん。
先日、鈴木さんが雑誌で対談をするというので、お邪魔させていただいた。
寺尾さんの話は、まさに歴史の証言だった。
その寺尾さんが出演されたテレビの録画ビデオを見ながら、
数時間、濃密な言葉の洗礼を受けた。
これは、事件翌日の新聞。
寺尾さんの話を聞き、こうして数十年の時を超える。
言葉を失う、という言葉は、こんなことなのか、と思った。