恒例の鈴木邦男さんとトーク

2014年6月25日 22:54:54

写真

2008年の作品から毎回、作品を発表する時にトークをしている

そのトークに鈴木邦男さんは欠かさずの登壇

最初は、「アフタートーク」だったのだ

でも、「アフター」だと、作品発表後ほとんどのお客さんが帰ってしまうという事態

その時、鈴木さんに言われたのです

「なんだよー、みんな帰っちゃうじゃないか

いい話するのにねぇ

もったいないねぇ

(手をぽんとうち)

そうだ!

始まる前にやればいいじゃないか!

いい話なんだから、みんなに強制的に聞かせたらいいじゃないか!」

それが、「プレトーク」の始まり

発表ごとに毎回鈴木邦男さんとプレトークをしている

最初の頃は本当に「強制的」な部分があっただろう

しかし、ここ数年は、「プレトークの回」が早々に満席になったりする

今回もそうだった

再演にも関わらず、すぐに完売してしまった

鈴木邦男さんもぼくも夢中になるといつまでもしゃべってしまうタイプだ

今回も制作部の方から、
「そろそろ切り上げてください」とこっそり合図があったらしいのだが、

気付かなかった

そして、ある時鈴木邦男さんが言った

「高木君、そんなに噛み砕いてお客さんにわかるようにしなくてもいいんじゃない?

ぼくと高木君が楽しく話せればいいんですよ

お客さんも勉強してこないとだめですよ

ぼくたちが勝手にしゃべってたら、みんなも勉強してくるようになりますよ」

その通りになってきている

予習してきました、というお客さんも多い

鈴木さんの予言は案外、当たるのだ

コトバがいなくなった時も、平気な顔で

「そのうち帰ってきますよ、見つかりますよ」と公言していた

根拠は、鈴木さんが子供の頃飼っていた鳩が、戻って来たから、ということらしい

鳩とフクロウは違う気もするが、鈴木さん的には同じなんだろう

そして、コトバは見つかった

鈴木邦男さんとの恒例のプレトーク

話していてやっぱり楽しい、夢中になる

お客さんに対してなるべく、
作品との関連を話したり、作品の根拠を話そうと思うのだが、

あちこちに話は脱線してしまう

全国を飛び回っている忙しい鈴木邦男さん

いつもありがとうございます

次は10月、岸上大作

時代と政治と寺山修司さんをからめて話しましょうか