来年の作品が見えてきた

2014年8月17日 22:55:29

ここ二年、作品を創るたびに自分でも驚くほどに疲弊し

(さて、どうしたもんか)と内心、びくびくと考えてもいたのだ

どのくらい疲弊するかと言うと

例えば、土曜日に一日稽古をすると、

翌日は起き上がれないほどの肉体疲労と考え続け続ける頭をもてあまし、

その社会を全く見捨てた、或いは社会から完全に見捨てられた一日は

その翌日の月曜日にまでずれ込んでしまう

その日曜日と月曜日の大半、何にもできない、いや、まったくほんとに、できない

そんなんじゃどうするんだ!

前はできてたじゃないか!

毎日稽古をし、バイトもし、本も読み、仕事もし、となんでもできたじゃないか!

と、「喝」を入れても、だめだった

二年間、作品を発表するごとにその疲弊度合は深みと不気味さを増していった

今年は、10月に作品を発表し、その後は来年の企画にかかる

来年、

さて、と、ずっといろいろ考えていた

制作部では制作部でいろいろな企画を出してきていた

その企画のどれもが、「取り組んでみたい」企画の数々だった

とはいえだ、

(もしかして、加齢?)

と思わせるここ数年の体力と集中力

だが、ぼくの先輩たちは、60歳をこえても、70歳をこえても、

当たり前のように作品を創り続けていた

まったく・・・

あの人たちはどうやって肉体の衰えと付き合ってきたのだろう

身近で見てきたから良く知っている

元気に稽古をし、終わったらいつも飲みに行き、

終電も気にせず飲み続け、翌日も当たり前のように稽古をしていた

先輩たちが出来ていたからと言って、ぼくもできるとは単純には言わないが、

言わないが、だ

この一か月、美術の製作に取り組んでいた

集中して、それに取り組んでいた

創りながら気が付いたことが、ある

創りたいものがいっぱいじゃないか