一曲一曲
2015年8月25日 02:05:31
会場で使用するCDを作っていく
一曲一曲、専用のソフトで頭出しをし、
全曲の音量を統一していく
必要に応じてエフェクトをかけ、操作がしやすいようにイントロの音量を微調整する
一曲一曲、脚本を確認しながら並べ、CDに焼いていく
同じCDを2枚
全部で4枚の完成したCDを前にいつもながら、感慨にふける
始まるんだな、という思いと、やっと終わった、という思い
先日照明の若様が言われたように確かに音楽劇だ
CDを見ながら思う
音楽と画によって創られる20ものイメージによって構成された作品
ああ、確かにいつもと同じだ
同じだからいつも難しいなと思うのだが、同時に、なるほど、ここ、か、と
もう何年も、ここにいたんだな
もう何年も、ここで創ってるんだな
と
ここを書こうと、万年筆一本で言葉に挑んだ日々を懐かしく思い出す
ひたすら描き続けたト書きが懐かしい
別に今、それを書けないわけじゃない
きっとあの頃よりもっと精緻に豊かに書く自信はある
でも、それよりも、目の前に溢れる画に取り組んでいたい、というのが、きっと今なんだろう
そうして少しずつ方法は変わっているようだけれども
目的は全然変わってないんだな、とCDを見ながら思う