高木ごっこ・・・241-53 『劇場を出ると、一秒でも早く独りになりたいと、そう思う。独りで煙草をすいたい、と。』
2007年6月7日 02:37:55
寺山修司作『青ひげ公の城』
演じるは、APB-Tokyo。
今日、初日の幕が開いた。
満員大入りのお客様の前で、
この舞台に関わってきた全ての人の思いが、
溢れる。
支えきれずにこぼれる。
写真は、今年、伊勢神宮で禊を行ったとき。
五十鈴川の悠久の流れに身を浸し、
祝詞をささげた。
今日、不意にそのときの冷たさと熱を思い出した。
初日の幕が開いた。
全力で戦う数十人の演者とスタッフ。
発熱した舞台から出ると、
真夜中の風。
独りになりたいと、思う。
一刻も早く、独りでコーヒーを飲みたいと思う。
独りで煙草をすいたい、と思う。
それは、どんな舞台についても思うこと。
そう思いながら、
初日の打ち上げに参加するのも、また楽し。
賑やかな打ち上げ会場で、談笑。
日が変わり、
バイクにまたがり、
のんびりと家路を。
そして、今。
熱いコーヒーを入れた。
地獄の熱さのコーヒー。
そして、ゆっくりと煙草を。