高木ごっこ・・・353-71『どうも右肩から右腕にかけて、調子が悪い。あの右回り病と何か関係があるのか、或いはフルトヴェングラーの第九』
2007年11月14日 22:20:34
右側が、どうも、だるい。
先日、高橋さんに話した
読書経験値サーバ「人類の脳」の具体的実現に
どのような問題と課題があるかを、考えていた。
今から100年前の民間人で
現在のこのインターネットというネットワークを
具体的に想像し得た人が、
果たして何人居ただろうか。
「人類の脳」は、現在のインターネットを
遥かに凌駕する壮大なネットワークの一つ。
「一つ」と書いたのは、「人類の脳」が
超将来的ネットワークが構築された時に、
その「部分」として、
サーバ&クライアントとして動作するだろうから。
それにしても、右側が、だるい。
そんなことを考えていた、一日。
また、あの大きな真夜中が近づいてくる。
癖のように、
ヘッドホンを装着し、
一枚のアルバムをまわす。
フルトヴェングラーの振るバイロイト祝祭劇場管弦楽団。
「第九」
フルトヴェングラーの映像が喚起される。
あの熱情に溢れたタクト。
自らが一つの交響曲になっていく。
フルトヴェングラーは、その一メートル数十cmの体から
ベートーヴェンを核分裂させる。
これほど激しい第九があるか。
もう一枚、大好きな第九がある。
甲乙つけがたい二枚。
しかし、右側がだるい。
右の首筋から肩にかけての痛みと、
右腕の奥深くの重さ。
右腕の骨が鉛に変化した感じの重さ。
もしや、そんな症状か。
骨が鉛に変化していく。
「人類の脳」の実現は、
どのくらい先のことか。
50年で達成できる科学的な課題なのか、
あるいは、100年以上もかかるものなのか。
「人類の脳」が宇宙的に機能し始めたとしても、
フルトヴェングラーのこの第九は、
地球のどこかで、
誰かが、聞き続けるだろう。