鈴木邦男という質量・・・読書を趣味から文化に変質させた張本人、そして、文明にまで手を出そうとするのか。

2008年4月27日 21:15:12

写真

鈴木さんから送られてきた『月間TIMES』と各種資料。

楽しみに読む。独特の筆致と語り口。

たくさんの本を読んできた、と思っていた。
いろんな種類の本を読んできたと、思っていた。
古今東西、その種類を問わず、食わず嫌いが無いように読んできたつもりだった。
理論武装するために、精神の安定のために、中毒ゆえに、
ただ、本を読んできた。

でも、ただそれだけだった、と、喝を入れてくれたのが、鈴木邦男さんだった。

趣味の読書から、文化としての読書。

現在も本ばかり読んでいる。
貴重な睡眠時間を削って本を読んでいる。
眠たくなると、右手に持った鉛筆を太ももに突き刺しながら、本を読んでいる。

これほど、本を愛おしいと思ったことはない。

本になりたい。

今日も本を買ってきた。「よりみちパン!セ」シリーズ。
このシリーズももうすぐ終わりだ。

本になりたい。

写真

そして、「ケロロ軍曹」は、7巻と8巻を購入。
こんな物語を作りたいと、思う。
誰も見たことのない、世界。高木の世界。劇団再生の世界。

本になりたい。

生きることよりも、死ぬことよりも、本になりたい。
脚本を書き始めた頃(そうだ、あの創作への衝動は今でもはっきりと覚えている)
言葉、そのものになりたい、と熱烈に思ったものだ。
変わらない、25年経った今も、何も変わらない。
25年前には、ケロロ軍曹のストラップをほしいと思わなかったけれど、
今、とってもほしい。ただ、それだけの違いの25年。

ある思想家の全集が欲しいとは思わなかった25年前。
けれども、今、それがとても欲しい。それがなければこの先のビジョンを進められない。
ただ、それだけの違いの25年。

30年前に読んだ「罪と罰」。
どんな思いでページをめくったか、今も鮮明に思い出すことができる。
あの30年前の長州の景色さえ、はっきりと蘇る「罪と罰」

これまでに読んできた、たかだか数千冊の本。
経験してきた、たかだかいくつかの経験。
どれもこれも、これからの何のサンプルにもならない。

明日は、ない。

と、もう一度、声に出してみる。
だから、今本を読む。

写真

『月刊TIMES』

購入方法ですが、
大手書店で探してみてください。
なければ、
直接、月刊タイムス社にお問い合わせを。

或いは、高木にメールをしてみてください。
なんとかなるかもしれません。

定価530円。

株式会社月刊タイムス社
東京都新宿区新宿1-31-7
新宿御苑ダイカンプラザ512号
電話・03-5269-8461