月刊『創』11月号に掲載
2009年10月7日 22:07:57
今日発売の月刊『創』11月号に先日の公演が掲載されました。
『見沢知廉生誕50年記念展・異彩を放った作家の突然の死から4年』
カラーグラビアで掲載されています。
1ヶ月余り前だ。
あれから随分と長い時間が過ぎた感じがしている。
公演が終わってから、少しずつ資料を整理し始めている。
今日明日で終わるような作業ではない。劇団員総出で取り組んでも長い時間がかかるだろう。
蔵書管理から始めた。それが終われば、手紙類の整理だ。
そして、未発表原稿を整理し、写真を整理し、とまだまだ時間がかかる。
なんのために、と自身に問うてみる。
具体的な目標や目的があるわけではない。
強烈な使命感があるわけでもない。
強いて言うとするなら、自分史をまとめているような感じか。
ぼくとは違う見沢知廉という他者の歴史を自分史と感じることの違和が少なくなってきた。
まだまだ時間がかかる。
急がないと時間がない、と何故か強い焦燥に襲われる夜がある。
机の上に見沢さんに書いた手紙がある。
どこに出したらいいのかわからない一通の手紙。
あの公演から1ヶ月以上が経ち、
感じとしては一年以上が過ぎたような感じがし、
生誕50年記念展のことを一年以上も思い続け、企画し続け、考え続け、
あの時間が余りに濃密だったのかもしれない。
だからといって、燃え尽きたわけでは全然ない。
見沢さん、もうそこです。追いつきますよ。
追い越すことはとてもできないだろうけれど、肩を並べて歩くことはできる気がしてるんです。
見沢さん、お元気ですか、いかがお過ごしですか、お体ご自愛ください。
見沢さんを追いながら、
やっぱり思う。
本になりたい。言葉になりたい。本になりたい。
そこを汚すんじゃない、と怒鳴りつける。
ぼくは、そこを裸足で歩くんだから。
靴を履いてちゃ、本にはなれないんだから。