始まるのか、終るのか、どこに行くのか、
2010年8月30日 18:45:56
先日の企画『見沢知廉・男・46歳・小説家』
見沢さんの誕生日8月23日、たった一日だけの公演。
ここ数年利用させていただいた阿佐ヶ谷ロフトを飛び出して、劇場での企画。
劇場。
仕込みの景色を見ているのが好きだ。
そして、全てがばらされていくのを見るのが好きだ。
始まって終る。
それは、
何も始まらず、何も終らない、と同義ではなないだろうか
照明部、若林恒美さんが高い脚立にのっかり、劇場に光を仕込んでいく
劇団再生のころすけ君と宮永歩実が舞台面の養生を決めていく
一階展示会場は、ゆーこちゃんが指揮し劇団員総出で仕上げていく
仕込みを見るのが好きなぼくは、意味なく脚立に乗って見る
舞台装置を飾る鏡は、丁寧に磨かれて本番を待つ
中二階調光室では、若林さんが機材のチェックに余念がない
劇団再生Tシャツを着たころすけ君は、背中で何を語るのか
ゲネプロの終った客席で、スタッフ・関係者のみなさんが数時間後の本番を思う
狭い調光室で大浦信行監督作品の初公開のため、画像の調整に余念のない森本薫氏
一階に設けられた劇団再生コーナーでは、これまでの作品がエンドレスで流れ続ける
仕込み中に遊んでいる
公演を終えての打ち上げ。劇団員が合流する前のお客様の席。
左から手前に向かい反時計回りに
写真家平早勉氏、堅気の女性、出版社の編集者、作家山平重樹氏、週間金曜日白井氏、某団体会員男性、頭だけ見えているのは演劇批評家じべ。氏、写っていないが、作家深笛義也氏、そして、見沢さんのお母さん、編集者椎野礼仁氏、堅気の女性、鈴木邦男氏、設樂秀行氏、大浦信行氏
恒例の鈴木邦男さんを囲んでの写真一葉打ち上げ会場
数十日遅れての誕生日。劇団員田上雄理が誕生日プレゼントをもらう
何かが始まって終ったのか、
何も始まらず、何も終っていないのか、
こうして、今も脚本を書き、
先日池袋の地下を歩いていたら、一瞬に一本の物語が出来上がった。
40分ほどの短編か、と思いながら、オープニングの画が見えた。
一本の脚本は、そんなふうに一瞬にできあがる。
何かが始まって、終ったのか、何も始まらず、何も終っていないのか、
一体、どこに行くんだ