2015年3月20日 22:02:38

この二年、作品を通して問い続けてきた一言

「今、僕が死んだら世界は何か変わるのだろうか?」

日本の学生運動というモチーフから

そのあまりの真摯さゆえに

そのあまりの激情ゆえに

そのあまりの純真ゆえに

そのあまりの季節ゆえに

自ら死を選んだ若者たち

時代が彼らを作った時代が彼らを殺した時代に殺された時代が運動を作った時代が季節を運んだ時代が純真であった時代が激情していた時代がその一言を叫んでいた時代が、あった

時代、と、ぼくは、その言葉に、個人的な解釈を当てはめてきたが
しかし、果たして、本当にそうなのだろうか
と、今になって改めて考えたいと思い始めているのだ

この一枚の手拭いを見ながら