高木ごっこ・・・317-66『 I LOVE 過激派』という覚悟と時代と風と

2007年10月9日 22:19:44

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先日、早見慶子さんから彼女の著書を頂いた。
タイトルは、

『 I LOVE 過激派』
著・早見慶子

目を引く表紙に読書欲をそそられる。
本書は、送られてくる前に知っていた。
一水会の鈴木さんから、木村さんから。

鈴木さんは、
『一気に読んだよ!面白い!』

高木の読書速度が異常に早いことを知っている鈴木さんは、
続けて、
『君ならすぐ読めるから!』

そして、
送られてきた鈴木さんの一文には、
『次の芝居は、「女ゲリラ」をやれば』と書かれていた。

そして、一気に読んだ。

時代があった。
それは、質量を持った確かな時代で、
時代があった。

覚悟があった。
それは、個人だけが自由を守れることができると叫んだ
個人の総合体の
覚悟があった。

銃弾があった。
それは、高速で回転するが故に殺傷能力を持つ限定された
銃弾があった。

人間があった。
それは、喉を嗄らし続ける
人間があった。

風があった。
それは、吹くことでしか存在できない
風があった。

きっと、

いつか、時代が叫ぶだろう。
いつか、覚悟が叫ぶだろう。
いつか、銃弾が叫ぶだろう。
いつか、人間が叫ぶだろう。
いつか、風が叫ぶだろう。

感傷ではない。

哲学テロル。
思考テロル。

9割がたを読み進めたときに、
高木は、2000年数百前のギリシャに飛んでいた。
プラトンと語り始めていた。

こんな、涙もあるのか。

こんな感情で人が泣くことがあるのか。
読み終えた。
ギリシャは、やはり、ギリシャで、
ここは、やはり、日本で。
嗄れた喉。

今日、著者ご本人とお会いした。
出版記念パーティに出席できない無礼を詫びた。

『I LOVE 過激派』

I LOVE、

勇気なんだ。