漫画と鈴木邦男さんと劇団再生

2008年9月22日 11:38:41

昨日の鈴木さんとの対談を思い起こす。
何を話したかな。どんな話題が盛り上がったかな。
自分はあまり話してはいない。この会談は、鈴木さんと劇団員が主役だ。
鈴木さんの演劇論と劇団員の俳優論。
それを楽しく聴いていた自分がいたのは、よく覚えている。

演劇の話をし、俳優の話をし、本の話。そして、漫画にも話は及んだ。
まず話題に上った漫画、

『アンラッキーヤングメン』大塚英志 (著)、藤原カムイ (イラスト)

「これはまずい・・・」と鈴木さんも思ったそうだ。
自分も思った。「全てはフェイク(脚本)さ」と言う一言の台詞に人生の演劇性を観る。
そして、この漫画との繋がりで、石川啄木の作品とその人となりに。
最近いつもかばんの中に入っているのは、

『一握の砂・悲しき玩具』石川啄木

この歌集は、凄い。作品として驚くほどの凄さ。人間性なんかどうでもいいんだ。
作品が全てだ。作品至上主義。芸術至上主義。それでいいんだ。作品が全てだ。
人間性が生活が性癖がどんなに破綻していてもいいんだ。

そんなことを思っていたら、鈴木さんも同じ事を話された。

写真

『坊っちゃん』の時代(第3部)【啄木日録】/関川夏央・谷口ジロー

全5巻の作品集。鈴木さんも読んでいた。うーん、思考が同じだ。
そういえば、対談で谷口ジローの作品で思い出せないのがあったんだ。
鈴木さんにここでお答えしておこう。

『ENEMIGO エネミーゴ』谷口ジロー

いつまでも話し終わりそうにない会談だった。
【演劇対談】とはいえ、多岐にわたった話題。楽しい2時間。
一冊の漫画から広がり転がりゆくモチーフ。そして、きちんと収斂していくテーマ。

漫画一冊。

漫画一冊で、人生が変わる人もいる。
漫画一冊で、確かに救われる人もいる。
漫画一冊で、目の前の一歩を跳躍する人もいる。飛び越えてしまう人もいる。

漫画一冊。

上で紹介しているのは、最近読んだ漫画たち。
『月光条例』は面白い。藤田和日郎作品はやっぱり好きだな。
そして、『コブラ』。懐かしくて手にした。うーん、これもやっぱり面白いなあ。