劇団再生永久演劇運動

2008年10月31日 02:34:56

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劇団再生の先の演劇の後にあったのはなんだろうか。

それは、やはり演劇の火種だった。

永久機関は、科学の分野で実現していない。
現代の科学力をもってもそれは実現していない。
難しいことなのだろう。

外部からのエネルギーの補給を受けることなく、
外部に対して仕事をし続ける機関。
論理的には可能らしい。だが、実現していない。

劇団再生は、それを可能にする。
自らの命の燃焼だけで、表現を放出し続け、
その放出を自らの命へと変換し、またそれを燃焼する。
劇団再生永久演劇運動。

命の燃焼がないと、その動力を何か他のものに求めなければならない。
例えば、それは、

技術、であったり、
想像力、であったり、
個性、であったり、
主義や主張、であったり、

そんなものを動力にすると、
いつかどこか外部からエネルギーを補給してこなければならなくなる。

命の燃焼だけをその動力として。

今日も稽古。
書けるまで座り続けて書いたあのラストシーンだ。
書けない事を心行くまで味わったあのラストシーン。

たったの稽古場でこそ、命が燃焼する。
自らの命を喰らい尽くす彼らの命が燃焼する。
今日も稽古。

目の奥が痛む。激しく燃焼するその焔を見ていると。
無防備に椅子を持ち上げたら、腱鞘炎が悪化した。
今日も稽古。

永久機関の実現が劇団再生にはある。