劇団再生の理由だ。劇団員の誕生日はケーキと共にあり、通し稽古は劇団再生の理由を教えてくれる。一本の作品の完成と人間の完成とを天秤にかけている神様っぽい自分を知ったりもしながら、先日大企業相手にきった啖呵は間違っていなかったと、通し稽古をして、あらためて知った。

2008年11月16日 23:26:38


先日、劇団員田中惠子の誕生日。ケーキが用意されて、稽古前に♪ハッピーバースデー♪


ケーキに群がる劇団員。おいしいおいしいと群がる劇団員。


ケーキにのっかってる苺のあまりのおいしさに目が丸くなる。


パクパクとあっという間に大きなケーキを食べつくす。まるで軍隊蟻だ。


稽古が再開される。目の前では命が踊る。


稽古、稽古、稽古。稽古場に漂った甘い香りが一瞬に吹き流される。

そして、今日は照明家若林恒美さんが稽古場に。
通し稽古。
若林さんに見ていただくために、舞台美術、小道具、衣装を用意。
劇団再生の特色たる美術が現れてくる。
いくつかの高次方程式が展開され、
同時にその解を放出し続ける「劇団再生の7分間」

その7分間から始まる『スーザンナ・マルガレータ・ブラント』

今日、通し稽古をした。
問題意識をはっきりと明示しての通し稽古。
面白いほどはっきりと問題点が見えてきた。
こりゃ凄い。こんなにはっきりと問題が問題点になるものか。
12月6日という約束された時間までを数え上げる。
うきうきしてくる。

これだけの問題点を持てたこと。その高い山にまだまだ登れること。
マゾチックな官能だ。いやいや、被虐的なサディズムの萌芽か。
いやいやいやいや、ただ目の前に山積みにされた高いそれがあるだけだ。
そして、全員で登るだけだ。
稽古場を出て、磯崎いなほと話す。

言葉が言葉として機能していることを、ぼくは確認した。

明日は稽古がお休み。
みんなは、仕事を終えて、どんな夜を過ごすだろう。
その前に、この今日の真夜中だ。
この真夜中を「どこで」過ごすのだろう。

問題だらけの1時間30分。
けれども、命があった。これからあがき始めようとする助走の命。
生きることも死ぬことも眼中にない稽古場。

その独立不遜の稽古場こそが劇団再生だ。
ならば、乱立する問題点なんかは、全然問題ないはずじゃないのか。
論理的にはそうなる。
確かにそうだ。劇団員の命こそを劇団再生の劇団再生たる理由とするば、
(確かにその通りなのだ)

積み重ねられている問題点こそが、彼らの命であり、劇団再生の理由だ。
じゃあ、なんの問題もない。
よしよし、と真夜中、楽しく、今日、帰りのコンビニで漫画を買ってきた。