森田童子を聴きながら、言葉の空に居る自分を小さく、言葉の空にこのまま窒息する、言葉が肺胞に詰まり、全身の細胞にとって代わり、言葉に窒息する。

2009年10月2日 00:37:00

写真

1978年7月29日
東京カテドラル聖マリア大聖堂でのライブ盤
真っ黒なレコード
刻まれた溝

B面2曲目「海を見たいと思った」
・・・・・・ひとりで生きてきたことの淋しさに気づいた・・・・・・
行きどまりの海でぼくはふり返る

森田童子が歌う
武蔵野音大の弦楽四重奏
日本合唱協会の合唱

CDには収録されていない森田童子の語りが静かに

A面を聴き、裏返してB面を聴く
そして、また裏返してA面を聴く

燃えるように赤い九月の空は
傷ついたぼくたちの沈黙です

言葉の空にぼくは沈黙する
言葉の空にぼくは窒息する