なんだかんだと真夜中に帰宅し、急な仕事の段取りを考えつつ、その仕事の楽しさにニコニコしたり、一冊の本を探すために昨夜、ベッドの下の段ボールを12箱を取り出し探し、見つからず別の部屋の段ボールを片っ端から探し、ようやく一冊を見つけ、その残骸に本が散乱している部屋で、久しぶりに『LEON』をセットした。

2010年7月4日 00:18:58

写真

泉谷しげる『春夏秋冬』を歌い、歌い終わると、
SIONの『夜しか泳げない』を歌いながら帰宅し、
しょぼつく目にそういえば、

今日は一日、なんだかんだと文字を見てたな、と思い出した。
8月23日の企画公演、『見沢知廉・男・46歳・小説家』の準備に取り掛かった。
見沢さんの遺したたくさんの本を一冊ずつ精査していく。
劇団員の自宅に保管してあるそれらの本の中から、
展示する本を選別していく。

段ボールから一冊ずつ取り出し、ページをめくる。
なんだかんだと1000冊近くを見ていった。

目がしょぼつく。

帰宅すると、そこも本の暴動。
昨夜の残骸だ。たった一冊を探すのに、二時間もかかった。
段ボールから本を取り出していくと、つい、ぱらぱらと

中をめくってみる。

読み直そうかな、と思う本も出てくる。
そうなるともうだめだ。
これはもう一度読もう。これももう一度読もう。
これはすぐ読もう。と、どんどん積まれていく。
そんな本が、この机の周りに散乱している。

積んである本を崩さないようにそっと机につく。
そして、久しぶりにとても強く、『LEON』を観たいと思った。