2010年10月18日 20:49:53

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今回も森本薫氏によるトップフラッシュがアップされた。
劇団再生ホームページのトップだ。
森本氏には、少ない言葉しか伝えていなかった。
どんな作品が作られるのか楽しみにしていた。

先日の稽古場で森本氏がフラッシュを見せてくれた。
見て、嬉しくなった。
それは、作品の質云々ではなく、ぼくが語った言葉が正確に反映されていることに、だ。
少ないぼくの言葉を『一枚の絵』に『一幅の時間』に『一つの映像』に

仕上げることのできる森本薫氏。
彼がいることに嬉しくなった。
恵まれている。こんなにぼくは恵まれている。

森本氏だけではない。
毎回の作品ごとにHPを作成してくれるK&Kの両氏、
光と闇を操る照明の若林恒美さん、
約束された時間を余すことなく記録し残してくれる吉野邦彦氏、平早勉氏、ツカムラケイタ氏、
俳優の顔を作り上げる香春氏、
見事な指先のマジックを披露する木下恭子さん、
その衣装が一つの思想を語るクラモチユキコさん、
ライブのみが時間だとばかりにミキサーを操る大和二矢氏、
制作という繁多な時間を正確に処理してくれる高橋あづささん、吉本千穂さん。

ぼくたちはこんなに恵まれている。
多くの言葉を費やすことなく、ぼくたちを理解し、それを具現化してくれるスタッフ。
多くの言葉が必要なのは、稽古場じゃないか。

夜という夜に稽古が積み重なる。
約束は11月。
たくさんのスタッフに囲まれてぼくたちは約束を果たす。
こんなに恵まれた環境で約束の地に立つぼくたちは、
そこにどんな責を負わねばならないのか。