詠え

2010年12月8日 22:11:27

わけもなく空を飛びたき少年は 八階の窓の低きを悲しむ

振り向けばあの日見た空通り行き 我は一人かこの道に立ち

背に咲く達磨法師の眺む月 孤独の空の月に文読む

時病みて38度の寝汗濡れ この道に一人邪宗門か

生きすぎたか38度の熱に問う 生きすぎたなと空が答える