映画つながり、革命つながり、人のつながり

2011年6月12日 21:33:09

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大浦信行監督から手紙をいただいた。
いくつかの連絡事項の最後に、「公開日程が決まりました」とあった。
『天皇ごっこ―見沢知廉・たった一人の革命』だ。
4年前、劇団再生が企画した見沢知廉三回忌追悼公演の制作途中に大浦監督が言っていた。

「ぼくも、見沢知廉を撮りたいんですよ」と。

その時は、ちょうど監督の『9.11-8.15日本心中』の公開中だった。
劇場で監督と会い、そんな話をした。
ようやく公開日程が出てきた。
新作『天皇ごっこ―見沢知廉・たった一人の革命』には、劇団再生の撮影からスタートした。
懐かしい。稽古場での撮影。会場での撮影。
劇団員あべあゆみは、当初の予定より大きくずれて、随分重要な役どころで参加している。
あちこちのロケにも参加した。少ないスタッフで緻密な照明とカメラが画を創っていった。

まだ、公には公開されていないみたいだけど、監督がいいでしょう、と言うから公開する。
ロードショー公開は、10月29日(土)〜11月18日(金)、一日三回の上映からスタートだ。
劇場は、『新宿K´s cinema』だ。

これから公開までの宣伝など、忙しさはピークを迎えるだろう。
そんな監督から電話があった。
「高木さんが、三回忌で敷いたレールがあったから、撮影もうまくいきました。」
「三回忌の時は、大変だったでしょう」
そんな話をした。

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監督の前作『9.11-8.15日本心中』に出演している重信メイさんからの情報が入った。
重信メイさんは、その名前からもわかるとおり、日本赤軍重信房子さんの子供だ。
その数奇な運命、窺い知ることもできない人生、計り知れない人生。
それが、映画になった。

『Children of the Revolution』

見たい! と言ったら、日本に来るかどうかわからないらしい。
情報は全部英語。ぼちぼちと読んでみると、ますます見たくなった。

ここに上げた二枚の写真。ふと、似てるな、と思い、アップしてみた。

革命の子供たち、か。
今、ぼくは、革命の物語を書いている。革命をモチーフに反革命を描き、反革命をテーマに革命を舞台に、
とメビウスの輪の両面を常に革命と反革命に据えて、それはもちろん、
多くの論理破綻を引き起こしているのだけど、書いている今、その破綻が気にならないほど、整然としている。
この脚本を多くの識者が読んだならば、ぼくに質問の嵐を浴びせるだろう。
これは、おかしい、と。
でも、ぼくは、それらの質問にある種の信念と、正義を持って答えることができる。
正義、は、もちろん、人類における、平和希求の正義ではない。劇術における正義だ。
これは、おかしい、という問いに対して、ぼくは、彼らに反問ではなく、真実を突き付ける。
9月の舞台は、「死者の書」であり、ぼくの「革命論」だ。
そして、ぼくがあいまいにしてきた一言の意味を、正確に描き出せるだろう。

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映画というキーワードで二つの映画が世に出ようとし、
その映画は、革命をキーワードとし、ぼくは、今、革命の物語を書こうとしている。
先日、44歳になった。劇団からプレゼントをもらった。
プレゼント担当は、宮永歩実。ものは、これだ。よく探したな、と嬉しくなる。

「スーパーカブ・キーホルダー」