ふくろうと一緒に、『おめでとう!』【梟ふくろうの写真】

2006年12月18日 22:58:59

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電話がありました。

友人R氏から。

『結婚することになりました』

と。

彼とは、何年の付き合いになるのだろう。
どこで、いつ、知り合ったのだろう。
気が付くと、いつも、そこに、居た。
威風堂々、体格堂々、と、そこに。

電話を受けて、
それから、何時間も、何時間も、考えた。

自分は、彼に、何を、出来ただろうか。
自分は、彼に、これほど世話になってきた。
自分のわがままを、いつも、一つ返事で聞いてくれた。
自分の勝手を、いつも、笑顔で聞いてくれた。

あるときは、自分の暴走を諌め、
あるときは、自分の着想を次へと、発展させてくれ、

・・・ああ、これほど、自分に良くしてくれた・・・

でも、
自分は、彼に、何ができたのだろう。

『おめでとう』

例えば、彼に子供が生まれる。
次のこの国を背負う一人。

『おめでとう』

うん、その、生まれくる彼の子供のために、
自分は、闘ってもいい、そう思う。
その子が、自由に、自在に、その才を生きられるように、
この国を。

『おめでとう』

考えても考えても、
彼への感謝を顕すことができない。

『おめでとう』

いつか、いつか、彼のことを書こう。

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コトバは、パキラにからまり、
身動きしない。

どうした、コトバ。
そこがいやなら、飛べ!

じっと、そこにいる、コトバ。

コトバと目を合わせ、
もう一度、言ってみる。

『おめでとう』