書くことが楽しいのだ

2013年3月25日 22:43:05

こんなに楽しく脚本を書いたことって、これまで記憶がないな。
そりゃ、書くことは苦しい。でも、その苦しさがこれまでとは、違うんだ。

思考と
自然に選ばれる言葉と
完成された論理と
悩み抜いて選ぶ言葉と

なんか、そんなそれらの全部のギアやガチッと組み合わさって、
考えることと書くこと、という思考と行為の間に何のストレスもない。
だから、いつまででも書いていられる。
だから、全然物語が進まないんだ。困ったもんだ。
大体、ラストシーンがどうなるかなんて、全然知らないんだ。

この間違いのない論理で夜毎言葉と戯れていたらそのうちラストシーンがあるだろう。
ああしようか、こうしようか、と悩み抜いた物語じゃないぶん、
とても自然な幕をひけるんじゃないだろうか。

それはそうと、
APOCシアターからの年賀状には、「雪はNGで」と付記してあった。
あけましておめでとうございます、という言葉のあとにだ。さすがに笑った。
そして、先日、APOCに契約に伺ったら、まっさきに言われた。
「高木さん、雪はNGでお願いします」と。笑った。館主も笑っていた。
前回の発表を終えたあと、これでもか、というくらい掃除をしたのに、
どうやら、その後、あちこちから、いつまでもいつまでも、あの雪が出てきたらしい。

「あれだけ降らせたから、もう雪は降らせませんよ」

「それで、次はなにが・・・?」

「次は、もっとすごいのが降ります!」

「あのー、事前に打ち合わせを・・・」

そりゃそうだ。打ち合わせだ。打ち合わせだ。勝手にあれもこれもできるもんじゃない。

ということで、あれこれ打ち合わせ、基本合意は得られたようなので、脚本はいきいきしている。

なんにせよ、脚本を書いていることが楽しいという経験は初めてだ。
そして、それを劇場というキャンパスに塗り込める。

そのうち出入り禁止になるんじゃないだろうな・・・