読書代行の依頼がぼちぼちとつまってくる

2014年1月4日 22:59:30

まだ、〆切があれこれかぶるほどではないけれども、
ぼちぼちと問い合わせがある。
問い合わせをいただき、何度かメールでやりとりをするのだが、
90%以上は受注になっているだろうか

半ば冗談で始めた仕事だけれども、こうして依頼があるのだ
インターネットで検索をして、ぼくを探し当てるらしい
読書に対する精神として、ぼくの信念とは背反する仕事だけれども
実際に依頼があり、喜んで頂けるのなら、それはそれでいいかなと思う

読書代行料もこれまでいろいろと試してきた
たくさんの人にも意見を伺ってきた
読書代行を始めて5年目になるのだが、ようやく一つの金額表ができた

読む本のページ数と書く文字数を基準とした代行料金表だ
全体にもう少しいただいてもいいかな、とも思うのだが、
受注率90%以上というのは、このあたりの金額も大きな要素なんだろう

いつだったか、鈴木邦男さんに
「そんなの書いても、作品も名前も残らないでしょ。虚しくない?」
と聞かれたことがある

そういえばそうだな、とも思う
書いたものも残らない
ぼくの名前が出てくることもない
書いたものは、納品後全て削除している
問い合わせのメールから受注し納品までのメールも全て削除している

虚しい?

確かにそうかもしれないけれども、
読むことは楽しい、そして、やっぱり書くことも楽しいのだ

こんな仕事をする人がいて、ネットで探し当てて依頼してくる人がいる
それはそれで一つの価値のような気もしている
5年やってきて、あとに続く人がなかなかでてこないのも
案外特殊な仕事だからなんだろう

読書代行も年々少しずつ依頼が増えている
今年も年明けそうそう何件も問い合わせをいただいている
これから数か月は、ぼちぼちと入ってくるだろう
今年はどんな本が読めるだろうか