森田童子がくるくる回る

2014年3月10日 23:41:40

写真

レコードをかけるのは、好きだ

くるくる回るレコードを見ているのが好きだ

森田童子が回っている

悲しい時はほほよせて
淋しい時は胸を合せて
ただふたりは息をこらえて
虫の音を聞いていました
そんな淋しい夏の終わりでした

悲しい時はほほよせて
淋しい時は胸を合せて
ただふたりは目を閉じて
眠るのを待っていました
そんな淋しい愛の形でした

悲しい時はほほよせて
淋しい時は胸を合せて
ただふたりは夜のふちへ
ふるえて旅立つのでした
そんな淋しいふたりの始まりでした

夜、くるくる回るレコードを眺めながら、次の作品を考える

次の作品

五月だ

考える

そして、考えれば考えるほど、作品が僕の手を離れていく

照準機関という役割が正確に能動している証拠だと思う

だから、次の作品には、記述機関というエンジンを新たに設置した

作品を創って来たつもりだったが、どうやらどうやらどうも違うらしい

作品にぼくが創られてきたのだ

と、書くと、作品が苦笑している顔が見えるようだ

ちくしょー、ちゃんと正確に書いておくよ

ぼくは、作品にもてあそばれてきたのだ

どうだ、これで満足か、作品。

作品を必死に創っていると豪語するぼくを作品のやつや笑ってたんだな

だがしかし、ここで終わりじゃない

照準機関は、その役割をきちんと動き、
記述機関は、その名の通り、照準されたものを記述するだろう
知らないかもしれないが、ぼくは、他にもいろいろな機関を持ってるんだ

今ここで手の内全部をさらけ出すほど自信家でも子供でもない

ゆっくりと、ぼくの、あちこちの機関を始動させていくさ