写真家吉田豊一さん

2014年5月28日 18:40:15

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ここ数年、ぼくの作品の写真を撮っていただいている写真家吉田豊一さん。

出会いは、というと、まったくの仕事がらみだった。
もう10年近く連載させていただいている『ファイナンシャル・フォーラム』において、
ぼくのプロフィール写真を撮ってもらったのだ。

担当の編集の方から、プロフィール写真を載せましょう、と打診があり、
とりあえず手持ちの写真の中から選んでもらったり、
自分で撮ってみたり、
友人に撮ってもらったりして、何号かはそれでいったのだが、

ついに、出版社の方でカメラマンを用意する、ということになったのだ。
早稲田のスタジオで吉田さんと会った時、一目で安心した覚えがある。
何に対して安心したのかは、定かではないが、心が落ち着いたのだ。

髭もなく、色眼鏡もなく、髪ももじゃもじゃじゃなく、
なんとも「好青年」然としたぼくを、何枚も撮ってくれた。
誌上では、今、その写真が掲載されている。

今のぼくだけを知る人は、その写真を見て、「誰?」と、言う。

そんな出会いの吉田さん。
今回の作品『スーザンナ・マルガレータ・ブラント』の写真を撮っていただいた。
毎度毎度思うのだが、まったく、プロの写真家ってやつは・・・

というのが素直な感想だ。

凄い! と思う。それはそうだ。プロなんだ。そして、それ以上に、
変態だ・・・

とも思うのだ。その視線、その視点、その感性、その指先・・・
そんな写真家吉田さん、ぼくと同い年。
そして、確か、故郷も近かった覚えがある。

吉田さんの写真は、再現不可能な「動き続ける」舞台という作品を、
「静止」という手法において再現する可能性を感じさせるんだ。