読書代行という仕事
2015年3月10日 00:53:15
冗談で始めたこの仕事も6年目だか7年目だかに
1年目2年目は、(こんなものか)というくらいの注文だった
月に1冊とか2冊
それが、テレビや雑誌で紹介されると、注文がどんどんはいるようになった
(こんなのは遊びの副業なんだから、そんなに注文しないで)と思ったりしていた
とはいえ、楽しい仕事でもある
本を読んで、依頼主になりきってレポートだの小論文だの読書感想文を書くのだ
楽しくないわけがない
ぼくはいつでも依頼主になれるのだ
17歳の女子高生にも、35歳の製造工場のチーフにも、27歳の金融マンにも
17歳では使えない単語や言い回しがある
35歳では当然認識している社会言語がある
27歳では背伸びをする言葉に惹かれたりする
ぼくはいつでも誰にでもなれるのだ