触発され、『憂国』DVD

2007年4月7日 23:18:26

写真

『太陽』に触れたからなのか、
『日本』が秩序の境目でもがいているからなのか、
あるいは、
『言葉』が次代にロックオンしたからなのか、
また、あるいは、
『演劇』が助走を終えたからなのか。

『憂国』三島由紀夫

潔いパッケージに血を見る。

「三島由紀夫が製作のほぼすべてを手掛け、
衝撃的な内容と高い芸術性が各国で話題となった異色ドラマ。
2.26事件が勃発し、
かつての友である反乱軍の鎮圧を命じられた武山中尉が、
苦悩の末に妻との心中を選ぶ。
日・仏・英の3バージョンの本編を完全収録。」

幻の映像です。
この映像がこうやって、
自宅で見られることが奇跡だと感じます。

短い作品の中の、限界と収束。
目を離せないどころか、
体が吸い込まれてしまう、あの世界。

どうしても、
繰り返し見てしまう。

光は、光の役目をし、
影は、影の役目をし、

白黒のフィルムは、極彩色の次元を描き出す。

ああ、テロリストになるんだ・・・