『時計じかけのオレンジ』

2007年4月11日 21:14:29

写真

また観てしまいました。
自宅で時間がちょっと空くと、

「何を観ようかな」

と、考えます。

最近は、『太陽』とか『憂国』とか
『ジャンヌ・ダルク』とか『太陽がいっぱい』とか。

そして、今日は、これ。

『時計じかけのオレンジ』

オープニングのイメージの乱舞と現つ世の完全なる否定。
一気に世界を構築するカメラワーク。
色彩の狂気に驚喜。
言葉の鮮やかな印象。

こんな紹介がのっています。

「喧嘩、盗み、歌、タップ・ダンス、暴力。
山高帽とエドワード7世風のファッションに身を包んだ、
反逆児アレックス(マルコム・マクドウェル)には、
独特な楽しみ方がある。
それは他人の悲劇を楽しむ方法である。

アンソニー・バージェスの小説を元に、
異常なほど残忍なアレックスから
洗脳され模範市民のアレックスへ、
そして再び残忍な性格に戻っていく彼を、
スタンリー・キューブリックが近未来バージョンの映画に仕上げた。
忘れられないイメージ、
飛び上がらせる旋律、
アレックスとその仲間の魅惑的な言葉の数々。
キューブリックは世にもショッキングな物語を映像化した。
当時、議論の的になったこの作品は、
ニューヨーク映画批評家協会賞の最優秀作品賞と監督賞を受賞し、
アカデミーでは作品賞を含む4部門にノミネートされた。
現在でも『時計じかけのオレンジ』の
その芸術的な衝撃と誘惑は観る人々を圧倒する。」

最後まで見終え、
いつも、オープニングをもう一度見てしまう。

そして、何度観ても、テーマが隠れてしまう。
映像という奇跡の奥へ。

一瞬も目を離せない、そんな映画。

ああ、頭痛がする・・・